50s GIRL'S FASHION

ポップでエレガントな50sレディーススタイル。

カーラーを使ったヘアスタイルに、コントラストのあるメイクがエレガント。Aラインスカート等をポップに着こなしダンスする。

そんな、ナチュラルでポップな50sファッションの魅力を辿ってみる。

僕(RYO NAKAYMA)が身近な人から受けた影響や、これまで学ばせていただいた事。個人の主観的な内容や感想も含まれますがご了承ください。

〔モデル: Tiffany Spadeさん〕

カーラーで魅せるボリューミーな50sヘアスタイル

レディースファッションは、調べるとヘアスタイルもカーラーは使う場合が多く、ワンピースなんかも当時の普段着でありワークスタイルの一つに当てはまる点。さらにバンダナを巻いてオーバーオールやデニムスタイル、サーキュラースカートを合わせて、踊ったり、ナチュラルでポップなのも50sならではのスタイルですね。

とある美容師さんにお聞きしたところ崩れない、キープ力にも拘ったヘアスタイルが主流だったようです。もしくはオードリー・ヘプバーンのショートヘアがイメージしやすいかと。

ダンスシーンでもヘアスタイルが崩れないイメージがありますね。

ちにみに50年代は僕はこの世に産まれてもいませんが、有名ブランドのクリスチャン・ディオールが世に出てきた時代でもあり、ポップでエレガント…といったイメージでしょうか。

50s のジバンシィのレディースのスーツなんかは、とてもカジュアルで、もはや現代で見るとスーツに見えなかったり…と、かなり崩しが入ってるようにも見えます。

↑カーラーセットへの拘り


現代では70-80sが混合し"ポップな服でロックンロールを楽しむ

50sのレディースファッションの柄の例で言うと、ボーダー、チェック、ドット、アーガイル(ダイヤ柄)等。ボーダーも図太いラインであったりクラシックカラーが多く見受けられます。

ドレススタイルではゆったりしたシルエットのジャケット、それに合わせるスラックスも太めで先細になっていく絶妙なシルエット。

当時の人がそれぞれの家庭で服を仕立てたりするのが当たり前のような…、そんなイメージです。

歩いてるときに出るゆったり感や、ライヴではそのゆとりによって独特の動きが出ます。タイトなシルエットもスマートでかっこいいんですが、50sのドレススタイルはラフ感もあり、ある意味ワイルドなイメージがあります。

行くお店の雰囲気に合わせたり、その時のシチュエーションに寄せて気軽に演出してみたり…

もちろん、突き詰めれば奥は深いと思いますが、前述の雰囲気をポイントを押さえ、今のファッションの中にスパイスとして取り入れてみても良いですね。

何気なく見た映画に出てくる旧い世界観や情景に、ふと憧れたことはないでしょうか?

その日だけでもいい、わかりやすくポップ感やクラシカルなスタイルを気軽にみんなで楽しんでみる。


50s 音楽のルーツも含め深い味わいがあります。


また、話は変わり、当時のワークスタイルなんかもお洒落ですよね。例えばペインターパンツ。その名前の通り、昔の塗装屋さんが履いていた作業着なんですが、太めでストレートのシルエットが今でもお洒落な印象。カジュアルなTシャツなんかとも合わせやすく、シルエットが特徴的なだけに気軽に50sの雰囲気を出せますね。

もはやカルチャーとしてバイク乗りに根付いたスタイル
ワークとしてでなく普段着としても着回しやすいです。
現代の街角でも、そんなシルエットのパンツはよく見かけるようになりました。

ワーク系のワイドパンツ、デニム等、なんなら現代の塗装屋さんが実際の作業着として着ていてもお洒落なんじゃないかと。

元々ジーンズ、オーバーオールも作業着である事から、リアルな作業場で活用してもリアルでカッコいいですよね。

メンズはロックンロールのイメージを強く根付かせたスタイル

メンズはteenもオトナも髪は短くグリースでまとめ上げ、デニムやブーツ、革ジャン、またはスラックスにドレスシューズ、ゆったりしたジャケットをさらっと羽織り...

まさに男のロマンが詰まっている気がしてなりません。

余談ですが、僕が毎日履いてるエンジニアブーツもそのひとつ。当時エンジニアが履いていた作業靴のシンプルなデザインが、今では何とも無骨で男臭い。それがバイクともマッチしている事から、革ジャン×デニム×ブーツというスタイルは一部のバイク乗りの正装になっている。

個人的な話で恐縮ですが…

そのリアルな雰囲気を感じられる映画の一つとして挙げられるが「THE WILD ONE」

バイク乗りの仕草や、振る舞いや姿勢等、ポケットに手を入れる仕草一つとっても目が離せません。

50年代当時に撮られた映画だからこそ、リアルなバイク乗りファッションを見ることが出来ます。そして、他にもファッションの参考になる映画は沢山あり、当時の映画からリアルなファッションを学ぶのも有意義な時間です。


↑型にハマりすぎない自由なコーディネートも魅力

古着、リメイク、さらにヴィンテージの世界へ...

「50sの醍醐味でありリアルな時代感をあらわす古着」

正直、僕は音楽から入った故に古着の深い世界については専門ではありませんが、少しだけ、語らせて頂きたいと思います。

↑Tiffany Spadeさん(2020年)
フォトグラファー: 大野典男さん

50s当時の人が仕立てた服やヴィンテージも?

昔のミュージシャンの写真を見て、当時着ていた衣装を見つかったり、シャツやスカート、ワンピースなんかは当時の人が自分や家族用に生地から作った服も沢山あります。

シルエットにばらつきがあったりするので、逆にその崩し加減が面白かったり…

まさに一点ものであり"長い時を経て、巡り逢う奇跡"のようなもの…

そんな奇跡的な出会いを探すのも楽しみ方の一つです。

これまでのイメージしている服や憧れのスタイルを探し求める…そんな長き旅が続きます。

今回は50sレディースファッションを題材に僕なりに深掘りしていきました。

50s 、60s、70s…他、様々なファッションをピクアップしていけたらいいな…と考えています。

「自分はこんなファッションが好き」という方…
「〇〇なファッションが気になる」という方…

機会があれば是非お話を聞かせてください。

…という訳でして…

途中、個人的な主観や感想が多くなってしまいましたが、最後までお読みいただき有難うございました。

RYO NAKAYAMA