R&Rを全身で楽しむ... 旧き良き時代のパーティースタイル"ジャイヴ"の魅力

上手い下手なんて関係ない、思い思いの服を着て、手を取り合った相手や友人達と非日常的な時間を楽しむ

その会場のイベンターやバンドが鳴らすロカビリーやロックンロールに乗って踊るペアダンス"R&R Jive"


ジャイヴは映画のシーンでもあるように、不思議と人同士の気持ちが通い、会場の人達がグルグルと回転したり、例え普段踊らないような人であっても、ごく自然とジャイヴの世界に溶け込んでいきます。


ジャイヴのルーツは、元々は50年代アメリカでTeen達が集まるパーティーやライヴなどで踊られていました。それが今も尚、旧き良きR&Rカルチャーとして現代でもライヴやイベント等にも受け継がれ、人々に親しまれています。

今回の記事では、そんなジャイヴの魅力を"SCREAM独自の視点"から深掘りしていきます。

↑余談ですが、こちら三枚目の写真は"LIGHT STONE"のオーナーさん。いつの時代もスタイルが確立されているようです。

ジャイヴの特徴やファッション

男性はイメージ通り、スラックスにドレスシューズで決めます。ここで、少しお伝えしたい点。バイク乗りのファッションですが、このようなシーンでもブーツでワイルドなスタイルに拘ります。
※僕も例外ではありません…

女性はワンピースやサーキュラースカートを、回るたびにひらりとなびかせて。
その光景はまるで、旧い映画のシーンに飛び込んだかのよう。

ジャイヴが初めての人も、これまで観てきた映画のファッションを試しに取り入れてみたり…と、かまえすぎず自由に演出してみては?

↑名作の80s〜90s映画「バックトゥーザフューチャー」の名シーンでもあったように、それぞれの感性で自由に踊るシーンが印象的。ノリノリなダンス、リラックスした動きのダンス等、個人個人が自由に演出します。

「楽しみたい」「今が楽しい」という気持ちのあらわれが周囲を魅了する

R&R Jiveの魅力は、ダンスと言っても堅苦しくなく、誰でも気軽に楽しめること。

まずはテクニックではなく、とにかくR&Rを全身で楽しむ事。その"楽しい"気持ちがダンスにあらわれ、自然と周囲を魅了していくのです。

例えば、初めて踊る場合は「どんな風に踊ったらいいんだろう?」と、その場の空気感を見渡してしまうかもしれませんが、少し時間が経つと不思議と馴染んでしまう。

貴方の気持ちの高まりが貴方自身を魅力的にする…そんなジャイヴの不思議な世界。

↑ライヴを堪能したり人と会話したり、あたたまったところで徐々にそれぞれのジャイヴパフォーマンスがはじまる。

流れている曲を聴きながら一度リズムの取ってしまえば、その場ですぐに踊れるジャイヴ

もちろんR&Rが好きな人なら誰でもすぐに楽しめる、そんなダンスですが、普段、R&Rに馴染みのない人であっても周囲が楽しんでいる空気に自然と馴染んでいきます。

型にハマりすぎない、ビギナーでも初対面でも、関係なく楽しむというワイルドな感じがロカビリーならではのカッコよさ。

もちろん、気軽と言っても追求したら奥は深く、そのルーツはジャズやジャンプブルース等で踊られていたLindy hopなどの社交ダンスなので基本から大技等をレクチャーする専門のプロも存在します。

※アメリカだけでなくイギリスのR&Rカルチャー"Teddy boy"達も独自のスタイルを確立している。

その場の楽しい空気感を創り出す

ベテランのジャイヴ・ダンサーが皆をサポートしてくれる


テクニカルなステップや派手な"技"なども沢山あり、突き詰めるほど、楽しめる幅は未知数に広がります。ベテランのダンスパフォーマンスを見て釘付けになってしまうなんて事も。

いずれにしても"ダンスは気持ち"という部分から、そんなベテランの方にサポートしてもらいながら楽しく踊れたらいいですね。


ちなみに…

パーティー会場にいる友人や相手に対しスマートに両手を差し伸べるのが「踊りませんか?」という、ちょっとしたサインです。このサインは「どうも!こんにちは!」という挨拶と同様に気楽に捉えても良いでしょう。

余談ですが、カリスマ的な振る舞いで誘うJiverは "やはりと言うべきか" その道のベテランの方々。

踊ったことがない人でも、まるで踊ったことがあるかのように見えるくらい、しっかりリードし楽しく踊らせてくれる。その場の楽しい空気感を創り出してくれるのです。

そこからJiveの魅力を知り飛び込むきっかけになった人も多いはず。

構え過ぎず、R&Rに身を任せて...
Jiveで更なるR&Rの楽しみ方を体感してみてはいかがでしょうか?

最後まで記事を読んでいただき有難うございます。この記事をご覧になった方は、もう既に"Jiver"です。

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RYO NAKAYAMA